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欲なき人民 ~社会主義国のおもてなし~

11/22 Habana ,CUBA


朝7時にホルヘの手料理を食べる。
Shioriチャンが8時のバスに乗って遠く街のビーチに行くのらしく、それに合わせて早めに食事を用意してもらったのだ。

オレは食事を済ますと部屋で2度寝し、10時頃に街へ出発。
今日はハバナを歩き倒すぞ!!!


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(キューバの街)

昼のハバナは夜とはうってかわってにぎやかだ。
車も沢山はしり、地元の人達が大声で話す。
昨日言ったカピトリオの方へ行ってみると観光客でいっぱいだった。



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(カピトリオ! 夜とは全く違う雰囲気)


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(キューバと言えばレトロカー!)


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(展示じゃなく、町中に走っている)




メインストリートを中心に、裏道までみっちりと歩く。
途中、ゲバラの印刷されたペソクバーノ(CUP3紙幣、カッコいい)を手に入れるため、何件か両替所と銀行に行くが、手に入れる事はできなかった。

しょうがなく街をふらついて、適当なキューバ人の兄ちゃんに話しかけ、3枚だけ交換してもらった。
おまけでゲバラコインまでくれた!
まあ、レートは無視だけど・・・




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(ジャズバー)


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(ボロい公園で遊ぶ子供!)


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(キューバ犬)



旧市街を歩いていてふと気がついた。
やっぱり店が無い。

いったい、キューバの人達はどこで買い物をして、どうやって生活しているんだろう?


旧市街は観光地で、予想外に多くのヨーロッパ系観光客で溢れている。
旧市街自体が世界遺産になっているだけあって、建物は昔のまま保存されていて、町並みを見ているだけで気分がいい。
そして旧市街に限らず、他の地域にも外国企業の店、建物は一切無い。
それどころか、キューバ企業というのも無く(国営だから?)看板や広告という物がほとんど存在しない。


メインストリートにある、観光客向けの店には土産物やちょっとした商品が並んでいる。
でも生活用品や食料品等はいっさい見かけない。
唯一、それっぽいのは携帯電話屋さんで大行列ができていた。

不思議に思いながらよく観察して歩くと、古い建物の塞がれたガラス窓の隙間に質素な店が見えた。
他にも、カーテンで隠された店や、シャッターが50センチほど開いていてその中に店があったりする。
半開きのシャッターから見えた薬局では、薬が明らかにすくなかった。



そうか、観光地として見栄え良くするために、徹底的に隠しているんだ・・・



きっと、隠された店ではCUCは使用できず、CUP(ペソクバーノ)が流通しているんだと思う。
そう思うと急に、旧市街が寂しい街に見えた。



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(半開きのシャッターの奥の薬局。棚はガラガラ)


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(聞いたらソルジャーではなかった。虫(蚊)退治の仕事の若者たち。たぶん国の仕事)


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(学校に行く子供たち)




ハラが減ったので、手に入れたCUPを使い、地元の人の食堂に行ってみる。
中には観光客はおらず、キューバ人であふれていた。
ショーウインドウに並んだサンプルメニューは5つだけ。
よく似たシンプルな料理が並んでいる。
お店の人に聞くと、その内半3つは品切れで2品のどっちか選んで、と言われた。
チキンと豆ごはんみたいな物を頼む。

価格は10ペソクバーノ。
日本円にすると50円弱。

ウマい!
普通にウマい!



キューバの人達は観光客についてどう思うのだろう。
観光客用のキレイなレストランの隣の店で、違う通貨を使い、違う料理を食べる。
旧市街ではこっそりと買い物をし、社会主義的な?慎ましやかな生活を送る。

通常、観光客がCUPを使用できるのは露店の店がほとんどで、CUP6とかのお菓子や、アイスクリーム等だ。


ハバナ以外の地方にいくと、CUCがあまり流通していない地域もあるので観光客でもCUPで生活できるという。
そうなるとものすごく安い。
でも、キューバの人達の重要な資源でもあるので、高くてもなるべくCUCを使おうと思った。



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(地元の人向けの食堂)


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(ウマい! 日本人は好きな味。まあ、味音痴のオレが言うから間違いない!左はキューバコーラ)


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(葉巻をくわえたイカすおばちゃん!)




次は旧市街でサイドカータクシーを拾い、革命広場へ。
カルロスという運転手のおっちゃんが、途中の建物や地域を教えてくれる。


革命広場を見物し、おっちゃんに旧市街に戻ってと伝える。

「他は見なくてイイの?」
『そんなにお金無いんだよ。ホントは新市街の町並みとか要塞とか見に行きたいんだけど。』
「よし、じゃあ遠回りして新市街通って要塞見える海沿いで帰ってやるよ!」


カルロス超優しい!


新市街といっても高いビル等はほとんどなく、旧市街に似たヨーロッパ調の建物が並ぶ。
家は小降りでささやかだけど、きれいでかわいらしい家が並んでいた。
でもちょっと大きめのホテルもあり、ここにもヨーロッパ観光客が沢山いる。


・・・やっぱりハバナじゃダメだ。
もっと時間をかけて田舎にいかないとわからないな。


新市街を通り、海岸沿いをサイドカーで走る。
遠目に町並みだけみていると、社会主義国だなんて全然思えない。
もっとキューバ国旗に溢れているイメージだったけど、ここはスペインだよって言われても信じられそうだ。



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(サイドカータクシーとカルロス)


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(ゴー!カルロス、ゴー!)


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(革命広場)


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(ゲバラ似の師匠!やりました!)


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(星型の塔)




カピトリオの前でカルロスに下ろしてもらい、旧市街のはずれへと歩く。


中華街発見!

中華街は本当にどこにでもある。
びっくりするくらい、中華街があるのでビビる。
なのに、あんまり中国人は見かけないから不思議!

ここの中華街も働いているのはほとんどがキューバ人だった。

そして、同じ社会主義国だけあって、キューバを走る観光バス(キレイで新しい)はほとんどが中国製だった。
街をたくさん走るレトロなアメ車は、昔アメリカ人が沢山いたころの物で、アメリカ人が逃げ帰った(?)ときに置いて行った物だそうだ。
歴史や政治がそのままわかりやすい形になっていて、いちいちおもしろいなあ!




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(カピトリオの横にある、古い汽車置き場)


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(そこにいたおっちゃん)


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(中華街でドミノ?するおっさんたち)





中華街を抜けると、古い建物もボロボロなものが多く、旧市街の中心地が観光地用にキレイに整備された建物である事がわかった。
この辺は地元の人達の生活する街。

ちょっと外れると舗装されていない道もあり、ハリボテの様な街に驚く。



のんびりと過ごすキューバの人達はとても愛想良く、話しかけるとけっこう優しい人達ばかりだった。

3軒、家の中も見せてもらった。
『ちょっと家見せて?』と言うと、ビックリしながらもちょっとだけ見せてくれて、フレンドリーで親切なキューバの人達とのやりとりが嬉しい。



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(車を直すおっちゃん)


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(ステキ装飾)


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(にわにわとりが・・・ほんとは3羽いた。パンツはけ!)


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(2人で音楽を聞いていた子供。聞かせてもらったらサルサ!)





しかし、3軒め、悲しい出来事が起こる。

オレは学校帰りの高校生が沢山いる通りの家の前にいた、3人の若者と話し仲良くなった。
ラジオDJをやっているという男の子はすごくフレンドリーだ。

そこにその家の女の子の兄2人が帰ってきて、さらに楽しく話しをする。
「コーヒーでも飲んでいきなよ」と言ってくれ、家の中に招き入れてくれた。

しばらく、日本の事とか旅の事とかキューバの事を話した後、兄の友人が大量の葉巻を持って現われた。
キューバの代表的なお土産でもある葉巻は、ちゃんとした店で売っている物以外はほとんどがニセモノ。
そのニセモノの葉巻を安くするからと言ってオレに進め始めたのだ。
オレは客として来た訳じゃないし、葉巻なんてこれっぽっちもいらない!
きっぱりと断ると、その友人は葉巻を持って帰って行った。


その後も楽しく話しをする。
30分くらい話しをした後、女の子が優しい声で
「私に$1くれない?」
と言った。


悲しかった。
すごくハラも立った。


オレが旅行者だからなのか、日本人だからなのか。
旅をしているとこういう場面によく出くわす。
親切にしてもらったあと、なにかを売りつけようとしてきたり、「お金をくれ」と言われる。


初めから悪気があるのかないのかはわからない。
下心で仲良くなった訳じゃないかもしれない。
悪いヤツラではないとも思う。

日本人にとって$1は100円もしない。
キューバ人にとっては24倍の2400円の価値がある。
でも、オレだって節約して旅をしているし、そんなこと問題じゃない。



『何故払わないといけないんだ?』
そいういってオレは家を出た。



それ以上、どこも見る気になれず、せっかく街の人達と話して気持ちよく過ごせていたのが一気に悲しくなり、足早に宿へと向かった。
今まで旅をしてきて、何度もこういう事は起きた。
その度に悲しい、くやしい気持ちになった。



でも、ごくたまにだけど、本当に親切にしてもらう時がある。
こっちが払わないといけないんじゃないか?と思うほどの親切をうけても、向こうがそんなつもりじゃないと言ってくることがある。

イタリアのナポリで道案内をしてくれた少年は、オレが差し出したチップを断り、元きた道を帰って行った。
インドのバラナシで2日も町を案内してくれ、一緒に遊んだピンクという少年も「友達でしょ?」と言ってくれた。
そういう出会いがあるから、なんとかやっていける。

宿のホルヘさん一家や、バイクタクシーのカルロス、スペイン人のバックパッカー、写真を撮らせてくれた人、楽しく話をした人、道を教えてくれた沢山の人。


親切をあたりまえに思っちゃダメだ。



もっともっと感謝しないと。




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(大工のおっちゃん)


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(モチロン、悪いヤツラではない。日本人のイメージが悪いのか、国の豊かさの関係なのか・・・)







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No title

その何とも言えない感情すごくわかります。
大好きな日記です。
お体木をつけて引き続き楽しい旅を!

No title

>たくちゃん
ありがとう!
いつも悩んで旅しとるよ。

そっちは寒波らしいな!
身体気をつけて!

ハバナ、谷の年

トロント経由でハバナ、サンタクララ、コヒマルに行きました。
俺は合計5兌換ペソたかられました。
俺も谷さんと同じ気持ちだったと思います。
あまりにも多すぎる偽葉巻の売付、売春の客引き、たかり・・・
ゲバラ、フィデル、ラウル、これがお前達の革命だったのか・・・
憧れが強すぎたこともありましたが、これが現実なのかと・・・
2007年8月、大きな失望でした。

心が閉じてしまう

親切を疑うことになったら寂しい。ここ東京だと、それが当たり前になってる。他人の親切が信じられない。裏があるんじゃないかと。心を閉じないと生きられない。そんな世の中は嫌だなー。

No title

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Umucho (a.k.a.タニシ)

Author:Umucho (a.k.a.タニシ)
1977年生まれ、映像ディレクター
2010年10月末より世界一周の旅へ
2011年6月帰国


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