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ブルンジの涙 ~たくましい写真が撮れた日~

2/14 Kigoma ,TANZANIA ~ Bujumbura ,Burundi

朝5時、なにやら男の声が町のスピーカーからがんがん流れる。
なんていうか、おっさんの鼻歌を言葉で流した感じ。
まあちょうど起きる時間だからいいものの、とてもうるさい。

なんだこれ。
インドのバラナシの駅の放送がちょうどこんな感じだったなあ・・・。


とにかく迷惑なっ!



IMG_3501.jpg







早朝のアザーン(イスラム教のお祈りを誘う放送)を煩わしく感じながら、昨日宿のおっさんに教えてもらった通りに5:30にミニバス乗り場へ向かった。

ほとんど明かりの無い、真っ暗な中を握りこぶしで歩く。




暗いミニバス乗り場には2台のバスが停まっていた。

ブルンジ国境行きのミニバスの情報を聞きまくるが、どうやら来たのが早過ぎたらしい。

「8時だぞ!」「いや、9時だぞ!」
いつも以上に色々言われる。


うーん、とにかく早過ぎたってことだな!


しょうがないので、とりあえず握りこぶしと共に一旦宿へと戻った。



IMG_3473.jpg
(出発を待つバス)


IMG_3472.jpg
(なんだろうか、この電飾は)




宿のおっさんに話し、もう一度部屋を使わせてもらって仮眠。

7時半、またミニバスターミナルへ。
もう明るいから握りこぶしは必要ない。


さて、ミニバスは・・・いた!


「おまえブルンジ行くのか?来るの遅いぞ!?もう出ちゃうぞ?」
『いやぁ、そんな事言われても・・・』


なんとボーダーまででなく、ブジュンブラ(ブルンジの首都、目的地)まで行けるらしく、料金は10000だと言われた。

うおお! 手持ちが9000しか無い!
なんとかごねにごねて、+US1ドルで乗せてもらった。


よーし、珍しくお金を使い切ったぞ!


ミニバスはとにかく狭い。
もちろん客はぎゅうぎゅうに乗っている。
でも道は意外にもキレイに舗装されていて、山道をずんどこ登って行くと、2時間くらいで国境についた。



IMG_3474.jpg
(ギュウギュウミニバス)


CIMG2750.jpg
(ブジュンブラへ!)


CIMG2755.jpg
(たくましい!たくましいぞぉ!オレッ!! 必殺自分撮り!!!)




タンザニアの出国手続きはパスポートを車掌さんに渡してお任せだったのでラクチン。

しばらく手続きを待ってパスポートを受け取ると、またバスに乗りブルンジボーダーへ。


これはまた、なかなかド田舎の国境!
森の中の未舗装路。

そこにかろうじて遮断機のようなゲートがあり、その脇にイミグレの小屋があった。



今度はパスポートを係の人に渡して呼ばれるのを待つ。

ブルンジのビザはアライバルで3日間だけのビザが取得できる。
トランジットビザだ。

オレはルワンダの訪問を目的としていたため、とりあえずそのトランジットビザで事は足りる。
すぐにでもルワンダへ向かうのだ!
(もし滞在を延長したければ、ブジュンブラにあるオフィスで延長手続きをしなければいけない)



3人目くらいで呼ばれ、面接の様な感じで手続きをすると・・・

「はい、ビザ代20ドル」
『了解!ほい、50ドルね!』
「おつり無いなあ。(チラッ)うーん、困ったなあ(チラッ)
『いやいやいや、困ってもらっても困る!なんとかしてよ!』

いやらしい目つきでオレをチラチラ見ないの!



もうこのおっさんはおつりを工面する努力をしそうにないので、しかたなく同じバスに乗っていたイギリス人のおじいちゃんに崩してもらった。


無事、イミグレを通過!




すると今度はイギリス人のおじいちゃんの20ドルが無い。

用意していなかったオレが悪いので、おじいちゃんに20ドルを貸すことに。
最悪、ブジュンブラで返してもらえなくてもしょうがないかもしれない。


なんとか一安心で他のバスの客の手続きを待っていると、もう一台、バンがタンザニアからやってきた。
バンからはカナダ人のおしゃべりな若者が降りてきて、うれしそうにイミグレに。



・・・。



しょんぼりして出てくるカナダ人。

彼は100ドルしか持っていなく、オレ達に崩せないか聞きにきた。
あぁ、それはしょうがないよキミぃ!



もうオレ達にはどうする事も出来ず、オレ達のミニバスは先に出発。
彼は60ドル払うはめになったのかもしれない。



あぁ、かわいそうに。。。





IMG_3483.jpg
(山が多い、ブルンジ)


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(南国っぽいのも生えとる)


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(田舎の村。みなれた風景、でも貧しさが上がった気がする)


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(ああ混じりたい、混じりたい)


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(ザ・アフリカ。でも微妙に地域性の出る風景。その違いが楽しいのです)




ブルンジ。



さて、ブルンジ。
旅の準備まであまり知らなかった国。


世界最貧国のひとつに数えられ、2009年のGDPだったかは全世界でワースト2位、ブービー賞だった国だ。
そして、あまり知られていないが、このあとに訪れるルワンダと同じく近年におけるジェノサイド(大量虐殺)の歴史を持つ国。

実はルワンダよりも部族の争いが長引き、つい5年ほど前までフツ族とツチ族の争いが続いていたらしい。

有名なルワンダのジェノサイド。
その影に潜む、ブルンジのジェノサイド。
ルワンダから逃げてきたツチ族は、逆にブルンジでフツ族を虐殺したという。


10年間にも渡って。




オレがタンザニアの楽しい野生動物のルートを避け、アフリカの中心を通るとも言えるこのルートを選んだ理由は1つ、そのジェノサイドの歴史を感じる為だ。


そしてオレにとってそれは主にルワンダの事だった。
もちろん、映画「ルワンダの涙」や「ホテルルワンダ」の影響が大きい。


そこを目指して進んでいただけに、その手前に現われたこのブルンジという国、あまりに唐突で、苔に水が染みてくる様な緊張感がじわじわと沸き起こる。






ちょっと走ったところにあった小さな村でミニバスを乗り換えた。

ぎゅうぎゅう詰めのミニバスを降り、同じサイズのミニバスにギュウギュウと乗り込んだ。
左側通行のタンザニアから、右側通行に変更する為だ。

もちろん運転席も逆になった。




CIMG2756.jpg
(いそいそと乗り換え。荷物、ぎゅうぎゅう押し込まれる)


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(寝る人)


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(レンガ作りの人達)


IMG_3506.jpg
(貧しい⇄のどか。平和ボケのオレに色々考えさせる)



バスは舗装された、木に囲まれた道を走る。



なんども見かける、アーミーの検問。
UNの文字がデカデカと書かれた車と何度もすれ違った。


遠くに高いトタンの塀に囲まれた施設(?)が見えてくる。
バスがその脇を通り過ぎると・・・非難キャンプだ。


鈍い銀色のトタンの壁に囲まれたキャンプ。


今は使われていないのか、人の気配は無く、壁も所々壊れていた。




バスが湖沿いの道を走る。

まるで海の様でとてもキレイだ。
昨日キゴマで苦労して見た、ただの大きな水たまりの様な湖とはえらい違いだ。



同じ湖だけど。




フェニックスの木(?)が増え、緑が一層濃くなった気がした。

そろそろ 見飽きた 見慣れたアフリカの農村は今までと全く同じくのどかで子供が多く、貧しそうだ。



ただ、自分の持つ予備知識がこのブルンジという国の景色を少し、物悲しく感じさせるのは気のせいじゃないと思った。



何度も何度もアーミーの検問を通過する。
その度にジェノサイドの事が頭に蘇る。

つい5年前まで争っていた人達。
殺し合うほど憎しみあっていた人達。
ルワンダで考えようと思っていた事。


もう、逃げられなかった。



IMG_3501.jpg




ブジュンブラには15時半ころ到着。



街は敷地が広く、豪華な建物がぽつぽつとある。

どの建物も高い壁に囲まれ、警備がめちゃくちゃ厳重そうに見える。

そして至る所にアーミーや警官がいる。
その監視はとても厳しく、すこしでも政府関係の施設や軍の施設などにカメラを向けようものなら、すぐに連行されてしまうという。




おお怖い。
カメラはしまっておこう。




なんとも言えない、粘り気のある重い雰囲気にビクつきながら、チラチラと街を眺めた。


バスターミナルに到着し、イギリス人のおじいちゃんがオレの貸した20ドルを20ポンドで返してくれた。
明らかに悪いので、手持ちの6ドルをおつりでなんとか渡し、一緒に明日のバスチケットを取りにオフィスへと向かった。


予定通りさっそくルワンダへ向かう。



金を両替し、ルワンダのキガリまでのバスチケットを購入。

ついでにターミナルでトイレを済ます。
きったないトイレでおしっこだけなのに100を取られ、ちょっとムカついた。



おじいちゃんとバイバイし、バイクタクシーのドライバーに近所のホテルを聞いてみる。
どうやら街の中心はここから結構遠いらしく、歩くと1時間ほどかかるらしい。
まあ、明日すぐに離れてしまうので近所の安いとこまで行ってよ、と1000で向かってもらった。


バスターミナルの周りは、なんか、田舎だ。

町なんだけど、荒廃している感じ。
ぽつぽつと降り始めた雨も手伝ってか、やっぱり重い重い雰囲気だ。
5分ほど走ってついたホテル、部屋が満室!
しかたなく別のホテルへ向かった。



うーん、それにしてもフランス語、困るぜ!
貴族の生まれのオレでもフランス語までは話せない。



別のホテルに到着し、空き部屋があったので17000でチェックイン。
レセプションの片言の英語と、オレの片言の英語、そして手持ちの旅用5カ国語会話本。


いつも、我ながらなんとかなるもんだ。


バイクタクシーの兄ちゃんに、明日の早朝のバスの時間に迎えにきてくれと約束しておいた。




IMG_3533.jpg
(バイクタクシー!なんか、好き)


CIMG2757.jpg
(やっと決まった宿。高級なのかなあ)



部屋は久々にきれいで、やっと重い気持ちから開放された。
今日はクッキーしか食べていなかったのを思い出し、まずは飯を食いに出た。


どうにもこうにも田舎で、店らしきものはほとんど見当たらない。



たまにある店っぽいものも、バーだったり閉まっていたり。

色んな人に聞くが、「もっと遠くだ」だの「ここはクウォーター5だ、3まで行かないとないぞ」とか、絶望的な事を言われる。




IMG_3528.jpg
(サッカー、ここでも人気)


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(なれちゃったなあ)



途中で話した気のいい兄ちゃんが、バイクタクシーを停めてくれ、レストランまで行ってやれ、とフランス語で伝えてくれた。

これまた気の良さそうなドライバーにレストランに連れていってもらう。



町をのんびりと歩くみんなが、興味津々にバイクに乗るオレを見てくる。

なんで自分がそんなに目立つのかさっぱり解らないが、そうとう珍しいのだろう。
みんな、目、いいな。


客はオレだけのレストランでやっぱりニャマと豆煮込みとライスを食い、辺りを少し見た後、待っていてくれたバイクタクシーで宿へと戻った。



IMG_3514.jpg
(定番!毎日!ニャマ(肉))


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(客、おれのみ)


IMG_3524.jpg
(またもオレに興味津々なスタッフ)


IMG_3521.jpg
(レストランの奥。唐突な、木)




宿に戻ると、部屋でネットが出来る事を発見し、ひさしぶりにダイブ!


さて、どこへ行こうかしらねぇ。ネットは広大だわ。


と、とりあえず明日向かうルワンダにいる知人にメールをし、水シャワーを浴びて寝た。





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ホテル・ルワンダ

ホテル・ルワンダ、渋谷で観ました。
日本の大手映画会社で配給されなかったことが残念でならない映画です。
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プロフィール

Umucho (a.k.a.タニシ)

Author:Umucho (a.k.a.タニシ)
1977年生まれ、映像ディレクター
2010年10月末より世界一周の旅へ
2011年6月帰国


地図好き
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子犬パワー
めんどくさい


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(CANON EOS 7D)←殿堂入り
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