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いざ、ファベイラへ ~シティオブゴッドと路傍の石~

1/11 Rio de Janeiro ,BRASIL

洗濯物、良し!
シャワー、良し!
パッキング、良し!
みうらかず、良し!

9時にさっさと荷物をまとめ、悪の巣窟を後にして、サッカーの本場リオの街で引っ越し。
宿の人はとても親切でした。



CIMG1360.jpg
(リオの地下鉄。思ったほど怖くないし、治安も悪くない)




デカイバックパックで地下鉄のゲートをくぐるのに苦労しながら、昨日行ったボタフォゴのホステル、エルミスティへ。
無事チェックインしてメールチェック。
Asumiチャンからメールが来ていた。

宿の外へ出てレストランでハンバーガーセット(9レアル)を食い、近所のキオスクでテレホンカードを買って公衆電話へ。

その辺の人の助けを借りながら無事、Asumiチャンと連絡がとれた。





CIMG1363.jpg
(ボタフォゴのグラフィティ)


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(街の至る所から見える、リオの象徴、コルコバードの丘とキリスト像)


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(安心、安心、一安心!ホステルのロビー)


CIMG1386.jpg
(ホステルに飾られた、カーニバルの衣装。いつか見たい)







やっと連絡とれた事にこれまた一安心してボタフォゴのビーチを見に行く。


ビーチにはやっぱりサッカーのゴールがあった。

リオには至る所にサッカーコートがある。
アルゼンチンでも多かったし、中南米自体、どんな小さな村でもサッカーグランドは必ずあった。
とはいえ、さすがブラジル、桁が違う。
隙間があればゴールがある。


いいなあ、サッカーできたら絶対参加してたな。





CIMG1376.jpg
(ボタフォゴビーチ。ヨット沢山とサッカーゴール)


CIMG1371.jpg
(ビーチに向かう地下道。夜はこないぞ!絶対に!)


CIMG1383.jpg
(ボタフォゴの町並み)


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(地下道につづく歩道。だから夜は来やんぞ!)






1時間ほどうろついて宿へ戻り・・・オレの中でのリオ最大のイベント、ファベイラツアーへ!



行きたくてしょうがなかったリオのファベイラ。
ツアーで行ける事は知っていたけど、どこで申し込めるのか解らなかった。
ホステルで聞いたらツアーを組んでいるそうなので、さっそく昼からツアー(65レアル)を申し込んだのだ。




CIMG1491.jpg
(ファベイラツアー募集中!)




ファベイラとはスラムの事。
リオにはものすごく沢山のファベイラがある。

街の周りには切り立った山がいくつもあるけど、その斜面にファベイラはへばりつくようにある。
それぞれのファベイラはギャングによって仕切られ、普通の人が立ち入れる場所ではない。


まあ、まず無事に出てくる事はできない。

大好きな映画、シティオブゴッドの舞台だ。




実は2ヶ月ほど前、ファベイラと警察とで大規模な争いがあったらしい。

拳銃だけでなく、マシンガンや手榴弾、ランチャーなども使用されるほどの激しい争い。
少し落ち着いた今は、ツアーでなんとか行けるとの事。


ちなみに、ツアーはちゃんとギャングに話が通っていて、その参加者が襲われることはまずない。
ギャングにお金が渡っていて、その参加者を襲うという事はギャングを敵に回す事になるからだ。


ただ、ルールはたくさんあるけど。





13時ちょうどにホステルにツアーの迎えが来た。

いろんなホステルからのツアー参加者は9人。
皆若い、バックパッカー達だ。




バンに乗り込んで30分、リオ最大のファベイラRocinha Favelaへ。

車がファベイラの下で停まる。
降りる前にガイドから注意事項を沢山受ける。


わからん。


わからんもんはしょうがない。
でもとにかくヤバそうだ。



まずは車を停めた所から、1人ずつ、バイクタクシーでファベイラの上へと向かう。
急なジグザグ斜面をバイクタクシーはとんでもないスピードで登って行く。
まわりはギラギラしたスラムの住人が沢山歩いている。


時間にして10分、斜面全体の7割くらい登った所でバイクは停車。
先頭のオレに遅れて、次々とツアー参加者がやってきては降ろされる。
そしてここではカメラを出しては行けない。
ファベイラの中に入るまでが危険らしい。
そのまえにカメラを強奪されることはよくあるという。


みんな緊張した面持ちでガイドの到着をまった。

ガイドが来た所で、歩いてファベイラの入口へ。
もちろん、話しが通してあるファベイラの入口だ。

ガイドは周辺の住民とはとても顔なじみで、すれ違う人1人1人と親しげに挨拶を交わす。







CIMG1396.jpg
(手前がファベイラ。低い部分にはビルが建つ。ファベイラ上部より)


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(斜面にへばりつくようにあるファベイラ)


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(ぎっちり。小道がこの中をクモの巣のように走っている)






そしていよいよ、ファベイラの中へと入る。

同時に心臓が高鳴る。




せまい、1m程の路地がファベイラ内に迷路のように走っている。
ぎっちり密集して建てられた建物の間の道は薄暗く、電線が沢山走っている。
そんなせまい通りに小さな食料品店や雑貨店がいくつかあった。



ちょっと以外だった。



オレの想像していたファベイラは、もっと貧しく、物や食料が不足していて荒廃したスラムを想像していた。
でも実際のファベイラは全然違い、人々は底抜けに明るく、物は十分か解らないけど沢山あった。
小さなバーがあったり、プレステ3をやっていた家さえもあった。




以外さと同時に嬉しさがこみ上げる。



どこかで期待していた強いファベイラがそこにはあった。





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(ぎっちり)


CIMG1413.jpg
(屋根の上で凧揚げをする少年)


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(せまい道を上から見る。道は、ほとんど見えない)


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(ガイドのカルロスと)


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(ファベイラの中の、せまい空)





日本にいると、貧困や争いなどのある場所は悲惨で悲しく、「かわいそう」な場所として見がちになってしまう。

でもオレは、きっとそこにいる人達は自分達の、自分達なりの幸せを大切にし、生活していると思っていた。
それが日本や豊かな国、街と比べて幸せかどうかはわからないし、比べれる物でもない。
ましてやラッキーな日本人が1番幸せだとは思っていない。




幸せは相対的な物で、その個人がどう感じるかが重要だ。

そして苦労と不幸は別ものでもある。



貧困がなければ今より安全に、楽に、快適に、安定した生活をおくれるだろう。
学ぶことができ、自分の可能性を広げる事ができるだろう。
自分で選んだ道を歩く事ができるだろう。

それは確かに幸せだ。
でもそうじゃない事が不幸ではない気がする。
そして間違いなく、「かわいそう」という事ではないと思った。

豊かな国の人間として、やってあげれる事はたくさんあるし、考えて行きたい。
でも決して不幸せではないんだという事が、それを知る事が、逆に可能性を広げて行くのだと考えた。

難しい問題だけど、今回の旅で一番みたい物でもある。
自分に何が出来るかはまだわからないけど、考える事がまず第一歩だ。




7年前、師匠にもらった大切な言葉。
「道ばたに落ちている石ころを美しく、大切に思う気持ちを持つ事が大事」
ファベイラの中を歩く度に頭の中にリフレインした。





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(だから、せまい路地!)


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(カーニバルの練習をする少年。パワフル)


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(ファベイラ内の少年達。ギャング)


CIMG1445.jpg
(この子も凧揚げ)


CIMG1406.jpg
(せまい空に力強く上がる凧)







ファベイラの中には笑顔が溢れ、眼下に広がるリオの街よりも感情にあふれている。
道ばたでマリファナを吸っていたおっさんが、オレに吸いなよと勧めてくる。
下水溝の匂いがする、湿ったせまい道を銃をもった少年が歩いている。
階段に座り、ドラム代わりにバケツを叩き、カーニバルの練習をする少年。
まだ中学生くらいの少女達が自分の子供を遊ばせている。
裸足の幼児が割れたビンの転がる道を走り回って遊んでいる。
せまい道を抜け出し、バラックの屋根に登って凧揚げをする子供たち。


山の頂上にいるギャングに支配され、護られたスラム。
その出入り口にはマシンガンを持った少年が無邪気な笑顔と共に、見張りをしている。


誰もが顔なじみで、笑い合い、助け合ってたくましく生活していた。
その力強さは感動的で、強盗に会って落ち込んでいた自分がちっぽけでアホらしく感じる。



いいなあ。



ファベイラの人達は、お金を持ち、安全に暮らすオレたちの事をうらやましく思うだろう。
でも本当のオレたちの事を幸せだと思うだろうか・・・。


ファベイラを歩いた2時間、なんとも言えない感情に溢れていた。




CIMG1448.jpg
(カラフルな建物も)


CIMG1453.jpg
(電気のなんか)


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(せまい路地)


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(人がすれ違うだけで精一杯)


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(生活風景)


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(ファベイラ。ファベイラ。ファベイラ。)


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(ファベイラ内のアーティストのアトリエ)


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(ファベイラ内、ちいさなギャラリーから見るファベイラと少年アーティスト)






ガイドがここはカメラ出していいよ、と安全ポイントを教えてくれる。

山の上に運ばれて使用される水の話や、ファベイラの中のアーティストとギャラリー、雑貨屋さんで買い物など、新鮮な体験をする事ができ、大満足で山を下りた。



出口でマシンガンを持った中学生くらいの少年は、オレが『オブリガード』と言うと、ニンマリ笑って敬礼した。






ファベイラは感情と人間で溢れていた。





一緒に回って仲良くなった、耳の聞こえないブラジル人とファベイラを見上げる。

オレも、頑張んなきゃなあ・・・。





やっぱり世界は難しいぞ。





知った事の責任を感じながら、宿へと戻った。






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(耳の聞こえないブラジル人参加者と)


CIMG1489.jpg
(おまけ)









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Umucho (a.k.a.タニシ)

Author:Umucho (a.k.a.タニシ)
1977年生まれ、映像ディレクター
2010年10月末より世界一周の旅へ
2011年6月帰国


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